
競馬は番組表をもとに、
オペレートされているという前提から、
レースの個性、独自性を分析。
出走各馬のステップや枠順などを考慮に入れ、
大胆に勝ち馬をあぶり出す。
そしてそれゆえに、
歴代の阪神jfの勝者には、
ある決定的な欠くべかざる戦歴が要求され続けてきたのである。
左の表は、
牝馬限定戦のスタイルをとった1991年以降の、
阪神Jfになるための共通戦歴である。
全馬が例外なく所持しているのだが、
説明を不破えるならば各年度の阪神JF馬の右に付したレース名は、
彼女たちがそれらのレースで牡馬を相手にその勝利を掴んだものであることを意味している。
そしてこの表が何を意味するかといえば、
歴代の阪神JF馬の中には、
牝馬限定戦でのみの勝利歴を持って、
その冠を得た馬は1頭もいないということなのだ。
つまり、阪神JF優勝馬になるための絶対条件として、
そこに出走するまでに牡馬打倒歴というものが不可欠であった。
それは、
去年までの阪神JFや秋華賞予想が、
朝日杯FSと1着賞金を同一にしていたからのである。
3歳以上に設計されている重賞から見渡せば、
矛盾しているように映る両レースの賞金の同一化を、
牡馬を打倒させることによって2歳世代に於ける牡馬、
牝馬の実力格差縮小を体現していたのだ。
しかし今年からそうした配慮は、
阪神JFには不要になった。
朝日杯FSとの間に1着賞金300万円という賞金格差が生じているからである。
今年の阪神JFでは、
これまでとは一転して、
過去17年の勝者とは異なった戦歴が要求されるだろう。
それはきっと、2歳世代に於いても、
牝馬は牡馬よりも弱いです‥‥と主張しているような戦略の持ち主のはずである。
牡馬相手には歯が立たず、
牝馬限定戦(天皇賞秋予想)での勝ち星だけでそこにやってきた脆弱にさえ映るその馬が、
今年の阪神JFを買ってしまう可能性が高いと私はみている。
表 反しジュベナイルF優勝馬の共通戦歴
年度 優勝馬 戦歴
91年 ニシノフラワー 新馬戦、札幌2歳S、デイリー杯2歳S
92年スエヒロジョウオー 未勝利戦
93年ヒシアマゾン 新馬戦
94年 ヤマニンパラダイス 新馬戦、いちょうS
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